最近のチョコレートの流れ
今月のカフェスイーツはチョコレート特集です。
チョコレートは本当に奥の深い素材で、毎年のように新商品も出てきます。
以前より、特徴のあるフレーバービーンズを使った単一産地のチョコレートが流行ってきて
その味や香りに、どの素材を組み合わせるか?というこだわりを競い合っていました。
さらには、フェアトレードという考え方も一般的になりました。
カカオ生産者は、搾取されとても貧しく、高価なチョコレートを食べたことのない人が多いとのこと。
フェアトレードとは生産者がより人間らしい暮らしができるよう、正当な価格で買ってあげようという流れです。
そして今、Bean To Bar という言葉が目立ちはじめています。
Bean To Bar とは、育成環境から採取・加工プロセスにいたるまでこだわったカカオ豆を仕入れ、
自ら焙煎して商品に仕上げるという、徹底した品質管理に基づいたチョコレートの生産を意味します。
しかも、その理念は、味の追求の枠を超え、原産国の環境保護、人道的労働環境、健全な農業開発なども含みます。
個人的な動きだったのが、今年になって小山進シェフや辻口シェフも取り組みはじめているようです。
チョコレートもこだわれるところまでこだわってきたなという印象です。
そんな流れの中、ピュラトスジャパンの新商品が『ガーデナー・オブ・チョコレート』
このチョコレートは、ベトナムで栽培されたカカオを現地でチョコレートに仕上げています。
ピュラトス社が、カカオ豆の栽培からチョコレートの加工に至るまでの全てのプロセス関わっています。
東南アジアという比較的近い場所で、生産者支援を行いながら、将来に向けて持続的な取り組みをしている。
他にはない、とても意義の深いことだと思います。
まだ在庫はしておりませんが、サンプルはたくさんご用意しております。
今、いろいろなチョコレートが発売されていて選ぶのにも迷ってしまうかもしれませんが、
こんな理由で使用するチョコレートを選ぶのもありだと思います。(しかも比較的安い)
2014/12/18 14:56:49 | コメント(67)