洋菓子協会西部支部 薬膳講座
1月15日火曜日、静岡県洋菓子協会西部支部主催の勉強会「薬膳講座」を行いました。
講師は浜松調理菓子専門学校の河合義則先生です。
河合先生は、国際薬膳調理師の資格を持っていて、学校でも薬膳講座をやられています。
今回は、その場で作っていただいたチャイを飲みながら、薬膳の基礎の基礎について丁寧に教えていただきました。
薬膳って聞くと体にはよさそうだけど苦くて、あまりおいしくなさそうなイメージがあります。
それに対しては、はっきり間違いだとおっしゃいます。
本当の薬膳=普段のおいしい食事。
漢方薬を使用するのは薬膳のごく一部で、基本的には食べる人の体調に合わせて食材の持つ性質を生かしたお料理だそうです。
寒がりで、体に必要なものが足りてない状態の人には〈温熱性〉体の温まる食材を。
暑がりで、いつも汗をかいていて、よいものも悪いものを有り余っている人には〈寒涼性〉体を冷やす食材を。
それが薬膳の第一歩だそうです。
夏の暑い日には冷たいウーロン茶よりも緑茶の方がよく、
寒がりの人はパンよりもごはんのほうがいい。
夏には夏に採れる夏野菜が体を冷やしてくれ、冬には冬に採れる冬野菜が体を温めてくれる。
事例を含めて大変わかりやすく、興味深く教えていいただきました。
勉強会終了後は、オプションとして薬膳料理をいただきながらの懇親会を行いました。
会場は、ホテルクラウンパレスの鳳凰。
鳳凰の岡部シェフは薬膳料理の第一人者。
一昨年には現代の名工を、昨年は黄綬褒章を授与されたにほんを代表する料理人です。
デザートまで、大変おいしく楽しくいただきました。
洋菓子協会西部支部では、このような楽しくためになる活動を行っています。
当社が事務局をやっておりますので、興味のある方は是非お問い合わせください。