若い人達にとって魅力のある業界にするために
静岡のキャトルエピス様で、新しい試みが始まりました。
その名も『ONE TEAM』
お店のスタッフ個人の方が作ったお菓子を、店内で販売しています。
以下、キャトルエピス様のInstagramより引用
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キャトルエピスの仕事で大事にしているチーム力と個人力。
お客様の手に商品が渡るまでには、生地を作る、成形する、焼成する、飾る、包む、おすすめする、販売する、
いくつもの工程があり、スタッフ皆で協力して同じ目的を成し遂げます。
そのチーム力は小さな個人力の集まりでもあり、誰かが苦手なことは別の誰かがフォローして作りあげていきます。
今回挑戦するのはチーム力の中で養われた個人力の発揮。
自分が作りたいものを1から10まで責任を持って行います。
スパイス好き、チョコ好き、お酒好き…
このONE TEAMは、個性を思う存分に発揮するキャトルエピスの個人戦です!
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我々、お菓子屋業界が抱えている課題はいくつかありますが、
その一つが、「若い人たちにとって魅力ある業界にするにはどうしたらいいか」ということではないでしょうか。
ベネッセが毎年行っている小学生の女の子がなりたい職業、毎年1位はパティシエです。
ですが、大人になるにつれ選ばれない職業になりつつあります。
働き方改革が叫ばれてから、お菓子屋業界でも、長時間労働や休日が少ないことが見直されています。
人手不足なども重なり、生産性を向上させるために皆さん努力をされています。
そのかいあって、労働環境の改善は見らますが、その反面で浮かび上がってきている問題が『仕事のやりがい』です。
以前は技術を覚え、独立することが職人さんの一つのゴールでした。
今は、サラリーマン化といいますか、朝お店に出て、与えられた仕事をして、なるべく残業しないように帰る。
その代償として、『魅力のある菓子作り』や『技術の伝承』が置いてけぼりになっている印象があります。
そんな課題に対して、新たな試みをするオーナーシェフがいらっしゃいます。
今回例に挙げさせていただいたキャトルエピス様の『ONE TEAM』の取り組み。
また、スタッフがお店のブランド力を使ってBASEやCreemaなどのネット通販で販売することを推奨しているお店もあります。
技術を身につけ、魅力あるブランドを作り、自分で商売を始める。
ネット通販サイトやSNSのおかげで、以前よりもハードルはかなり下がっています。
Instagramを使えば、宣伝広告をすることもブランドを発信することも可能です。
昔よりも厳しくなった面もたくさんありますが、昔では考えられなかったこともできるようになりました。
そのプラス面をいかに生かして、新たな時代に立ち向かっていくのか。
お菓子屋さんの新たな取り組みに注目していこうと思います。