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フランス研修報告③~パリのパティスリー2~

2019.03.05社長ブログ

前回のブログでお伝えした通り、パリの最新パティスリーの特徴として

・プティガトーの種類が少ない(10品目以下が多い)

と感じました。

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↑ヤン・グヴルール 8種

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↑ラ・グーテ・ドール 10種

 

 

パリ 1日目_190305_0051.jpg

↑キャラメルパリ 10種

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↑KLパティスリー も10種くらい

 

それぞれのお店に特徴がありますが、感じたことはシンプルなのに、デザインされているということ。

フルーツの飾り方だったり、絞り方だったり、ナッツののせ方だったり。

それぞれのお店がすごく個性的で、おしゃれに見える。

だからなのか、種類は少なくても、ショーケースを見ているのはすごく楽しい!

 

日本では4月から働き方改革が始まりますが、フランスでは2002年から労働時間の制限があります。

週35時間労働

午後9時~午前6時までの夜間の就労も制限されています。

また、日曜日に就労させることも原則できません。

 

この制度には賛否両論あります。

いい面としては、ワークシェアリングが進んだことと出生率が増えたこと。

悪い面としては、非正規雇用率が増えたことと職人の技術の伝承が後退していること。

 

やはり、労働時間を制限されるとお菓子屋さんにとっては非常に厳しい。

今までと同じことはできないので、何かをあきらめなければなりません。

 

売上を抑える

種類を減らす

手間のかかる作業を減らす

 

ただし、単純にかける手間を減らすだけでは、大手に絶対かなわなくなります。

コンビニやシャトレーゼに負けない(同じ土俵にのらない)ケーキを作らなければ、個人店は生き残れません。

日本がこれから迎える(すでに迎えていますが…)変化への対応例として、フランスの菓子店のやり方は、

すごく参考になると思います。

 

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