私は単純なので、こういうのを読むと無性に食べたくなります。
今まで、パティスリーに行ってもあまりシュークリームを選ぶことはありませんでした。
それよりも、お店のスペシャリテや食べたことのないものを食べたい気持ちがあります。
一方で、洋菓子で売れるものと言えば、「プリン」「ロールケーキ」「シュークリーム」
これが売れるお店が繁盛店になる傾向があります。
なので、プリンやロールケーキは注目してきました。
でも、なぜだかシュークリームにはあまり注目してきませんでした。
何となく、味が想像できちゃうからだと思います。
でも、本の編集者ってすごいですね。
「なぜ、こんな奥の深いシュークリームを今までほうっておいたのだろう!」
と思わせるくらい、すっかりシュークリームに魅せられています。
考えてみれば、メインのカスタードクリームは「クレーム・パティシエール」は
直訳すれば「菓子職人のクリーム」と言われるくらいそのお店の技術のバロメーターにも
なるような重要なクリームです。
シュークリームの皮も、日本式のふんわり系なのか、よく焼いたしっかり系なのか、
クッキー等の生地をのせたクッキー系なのか、いろいろです。
クリームを中に絞ったもの、上部をカットしたもの、それに粉糖でデコレーションしたり。
見た目もそれぞれで、そのお店の特徴が表れています。
ちなみに、本の中でクッキーシューのルーツを探る特集もあります。
ヨーロッパから伝わって日本で独自の進化を遂げている洋菓子。
勉強していくといろいろ面白いです。
以来、毎日シュークリームを食べています。
しばらく、シュークリームへの探求が続きそうです。