5月27日、28日の2日間、静岡県洋菓子作品展が行われました。
昨年はコロナのため中止となりましたが、今年は感染対策をしながらの開催にこぎつけました。
作品数は例年よりも少ないものの、レベルの高い作品も多く出品されました。
部門もいろいろあります。
マジパン仕上げ、バタークリーム仕上げ、飴細工、チョコレート細工、シュガークラフト、グランガトー、焼き菓子等々。
前日は、搬入に続き、審査員による厳正な審査が行われます。
今年は特別審査員として、東京からパティスリーヨシノリアサミの浅見シェフが駆けつけてくださいました。
また、今年は初めての試みとして、製菓学校の学生のためのデコレーション検定が行われました。
バタークリームを規定にしたがって搾ります。
減点方式で、規定から外れていると減点されます。
1年生からすれば、まだ入学して1か月での検定。
よくチャレンジしたなと頑張りに感心します。
以下、上位入賞作品です。
細かい技術と手数が本当にすごいです。
上位にくる作品は、本当に手抜きがないというか、細部まで丁寧さが行き届いてます。
本当に、すごい技術と精神力だなと思います。
働き方改革で、どこのお店も生産性を重視せざるを得なくなり、コンテストまで頑張れる方が減ってきています。
そうなれば働く時間も減り、どうしても職人の技術力は落ちてしまいます。
こういったコンテストへ取組むことの意義をもっとたくさんの方に伝えて、技術をしっかりとビジネスにつなげられると、
技術も向上し、レベルの高いものを作れる人と、レベルの高いものを高くても買いたいという人の両方が満足できると思います。
これからの、この業界の大きな課題です。