製菓・製パン用機械

手洗い教室

先日、社内で手洗い教室を行いました。

コロナ対策で最も大切なことの一つが、きれいな手洗いです。

その手洗いがしっかりと行えているのか。

それを調べられる機材を購入しました。

まずは、この薬剤を手にまんべんなく刷り込みます。

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その後、石鹸で手を洗い、軽くペーパータオルで水気をとった後、ブラックライトを当てると・・・

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こんな感じで、洗えていない部分が分かるという仕組みです。

実際、私は数年前に同じものを経験していたので、洗い残しがない自信があったのですが・・・

ずいぶん残ってますね。

やはり手の付け根、指先が洗えていないことがわかります。

その後改めて、「衛生的な手洗い」マニュアルを見ながらの手洗いをしました。

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もう一度、ブラックライトを当ててみると・・・

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きれいにはなりましたが、爪の間はまだ残ってますね。

衛生管理された食品工場に入るときに、よくブラシがあるのを見かけます。

爪の間は、ブラシ等を使わないときれいにならないことがよくわかりました。

 

せっかく機材を買ったので、自社の手洗い意識向上はもちろんのこと、地域に向けての手洗い教室も行っていけたらと考えています。

2021/08/12 09:24:12 | コメント(0)

浜松レモンとSDGs

弊社の取り組みを新聞に取りあげていただきました!

弊社は近年、地域の農産物の加工、商品化に取り組んでいます。

今回取り上げていただいたのは、浜松産レモンの商品です。

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この取り組みは、単なる地元産農産物の加工ではありません。

JAとぴあさん、障がい者就労支援施設「クルミックス」、そして地域のお菓子屋さんとの共同の取り組みとなります。

まず、通常では使い物にならないレモンを規格化して、商品として使えるようにしました。

そしてそのレモンを障がい者支援施設の仕事の閑散期に作業をしていただくようにしました。

そして、その商品をストーリーのある素材としてお菓子屋さんにご使用いただき、特別なお菓子として商品化していただきました。

SDGsの17の目標に当てはめると、

8、働きがいも経済成長も

12、つくる責任 つかう責任

17、パートナーシップで目標を達成しよう

などに貢献できる取り組みだと自負しております。

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これから、より地元の生産者様とのつながりを深くして、お菓子屋さんパン屋さんと一緒に取り組んで行けたらと思っております。

今回ご協力いただきました生産者の皆様、JAとぴあ様、クルミックス様、菓子巧房ほほえみ様、Lily’scake様、四代目近江屋様、浜松市産業部農業水産課様、ありがとうございました!

2021/07/01 17:33:22 | コメント(0)

静岡県洋菓子作品展2021が行われました

5月27日、28日の2日間、静岡県洋菓子作品展が行われました。

昨年はコロナのため中止となりましたが、今年は感染対策をしながらの開催にこぎつけました。

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作品数は例年よりも少ないものの、レベルの高い作品も多く出品されました。

部門もいろいろあります。

マジパン仕上げ、バタークリーム仕上げ、飴細工、チョコレート細工、シュガークラフト、グランガトー、焼き菓子等々。

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前日は、搬入に続き、審査員による厳正な審査が行われます。

今年は特別審査員として、東京からパティスリーヨシノリアサミの浅見シェフが駆けつけてくださいました。

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また、今年は初めての試みとして、製菓学校の学生のためのデコレーション検定が行われました。

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バタークリームを規定にしたがって搾ります。

減点方式で、規定から外れていると減点されます。

1年生からすれば、まだ入学して1か月での検定。

よくチャレンジしたなと頑張りに感心します。

 

以下、上位入賞作品です。

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細かい技術と手数が本当にすごいです。

上位にくる作品は、本当に手抜きがないというか、細部まで丁寧さが行き届いてます。

本当に、すごい技術と精神力だなと思います。

 

働き方改革で、どこのお店も生産性を重視せざるを得なくなり、コンテストまで頑張れる方が減ってきています。

そうなれば働く時間も減り、どうしても職人の技術力は落ちてしまいます。

こういったコンテストへ取組むことの意義をもっとたくさんの方に伝えて、技術をしっかりとビジネスにつなげられると、

技術も向上し、レベルの高いものを作れる人と、レベルの高いものを高くても買いたいという人の両方が満足できると思います。

これからの、この業界の大きな課題です。

2021/05/28 14:55:29 | コメント(0)

事業継続力強化計画に係る認定をいただきました

今期の目標の一つである、事業継続力強化計画の認定をいただきました。

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事業継続力強化計画とは、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が認定する制度です。

認定を受けた中小企業は、税制措置や金融支援、補助金の加点などの支援策が受けられます。



東日本大震災以来、BCP(事業継続継続計画)の策定が企業の課題となっております。

事業継続力強化計画の認定は、その第一歩だと考えています。

今回、中小機構の支援を受けて専門家を派遣していただき、作成しました。

当社の現状をみを見ていただき、いろいろごしてご指摘もいただきました。

 

例えば、ヘルメットの設置位置。

普段邪魔にならない場所一箇所に設置していましたが、避難動線を考え、複数個所に設置しました。

また、常時机で作業する事務員には、机毎に折り畳み式のヘルメットを設置しました。

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また、大雨対策として止水版の設置を進めています。

 

課題も残ります。

一番大きな問題は、天竜川が決壊した際の対応。

ハザードマップによると、この辺りは3m~5mの浸水となります。

そうなったら、もう逃げるしかありませんが、同じレベルの地域がかなり広範囲にわたりますので距離的に逃げるのは無理です。

ということは、高い建物で避難できる場所を見つけておかなければなりません。

 

まだまだ備えの第一歩ですが、できることからしっかりと進めていきたいと思います。

2021/05/25 10:03:53 | コメント(0)

ココアホライズン認証のチョコレート

業界誌の広告で、こちらが載っていました。

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カレボーに使用されているカカオ豆はココアホライズン認証です。

ココアホライズン認証は、児童労働をなくして自然保護を行う自立した生産者コミュニティの構築を支援する
成果重視型プログラムです。

この認証を受けている商品を使用すると、間接的にサスティナブルな活動に参加いただけますとのこと。

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当社の在庫商品にも、ばっちり認証マークが入ってました!

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よく見てみると、バンホーテンのチョコレートにも。

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カカオバリーのチョコレートにも。

ちなみに、カレボーもバンホーテンチョコレートモカカオバリーも、ブランドは異なりますが同じカカオバリー社です。

 

ピュラトスのカカオトレースチョコレートに続き、いわゆるフェアトレード商品が増えてきました。

こういう認証があると、我々も自信をもってお客様にお勧めすることができます。

 

先日、Amazonプライムで「THE TASTE OF NATURE 世界で一番おいしいチョコレートの作り方」という
ドキュメンタリーを観ました。

とても興味深い内容でしたが、その中でもカカオ農家の貧しさが垣間見れました。

農家を守っていかなければ、持続的においしいチョコレートを作ることはできません。

我々にできることを、できる選択をしていけたらと思います。

2021/05/21 11:51:50 | コメント(0)

地域の小学校へアルコールの寄贈

昨年に引き続き、今年もホームメイドストアの近隣にある浜松市立西小学校へアルコールを寄贈させていただきました。

昨年のこの時期は、世の中にアルコール等の消毒液が不足している中、我々の商売上ある程度アルコールを仕入れることが

できており、店舗にも多くの方がアルコールを求めてご来店いただきました。

アルコールで受けた御恩は、アルコールで返したいということで、学校に寄贈することにいたしました。

 

1年経って、アルコールの供給に関しては改善をしております。

しかし、変異株に置き換わってきている状況を鑑みますと、とても心配です。

特に子供にも感染しやすいということを考えると、学校の環境が心配されます。

とはいえ、昨年の一斉休校には反対です。

大人にとって経済を回していくことが必要なように、子供たちにとって学校生活はとても必要なことです。

何とか、少しでも安全な学校生活に寄与できればと思い、今年もアルコールを贈らせていただきました。

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青島校長先生に受け取っていただきました。

 

来週には運動会があります。

子供たちの頑張る姿が見られますように、お祈りをしております。

2021/05/18 09:35:00 | コメント(0)

浜松学院大学 フレッシュマンキャンプに参加しました

昨日、浜松学院大学様にご招待いただきフレッシュマンキャンプに参加してきました。

昨年度、ゼミの学生さんが当社のSDGsの取り組みについて取材をしていただいたご縁です。

今回は、新入学生の皆さんに取り組みについて発表させていただく機会をいただきました。

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私の、SDGsに取り組むきっかけになったのはこちらの本です。

以前、息子と行った動物園で行われていたゾウ舎のイベントで購入しました。

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この本には、広大なアブラ椰子のプランテーションによって、行き場を失ったゾウが絶滅の危機に瀕しているという内容です。

アブラ椰子とえば、我々が扱っているマーガリンをはじめとしたいろいろな商品に使用されているいわゆる植物性油脂です。

我々の商材が、そういった犠牲の上に成り立っているという事実にとてもショックを受けました。

そこから、この本を作ったボルネオ保全トラストジャパンの方とたまたま知り合いになり、その方からSDGsとは何かを教えていただきました。

 

それから、我々の取り組みを3段階に分けて説明しました。

①まず知ることから始める

②できることから取り組む

③弊社の特徴を生かした取り組みを考える

 

それぞれ、事例を出しながらお伝えさせていただきました。

①のまず知ることから始める、については当社SDGs委員会にてSDGs通信を発行し、社内で勉強をしています。

弊社HPでも見ることができますので、是非ごらんください。

 

現在③弊社の特徴を生かした取り組みを考えるの事例として、地域の農業生産者、とぴあ浜松、障がい者施設、地域の菓子製造メーカーと連携しながら地産地消のお菓子にする取り組みをしております。

今、弊社として力を注いている取り組みとして、特に時間をとって説明をさせていただきました。

 

次の世代にツケを残さないように、次の時代を担っていく若い人たちと接することはとてもいい経験になりました。

また、機会があれば一緒に取り組んで行けたらと思います。

2021/04/22 18:29:11 | コメント(0)

オーガニックの商材について

昨日、オンラインにてアルファフードスタッフ社の商品説明会がありました。

アルファフードスタッフはオーガニックの商品を扱う会社です。

今回は商品説明会だったのですが、商品の説明よりも、なぜ「オーガニック」なのかという部分が

非常に重要なポイントだと感じました。

オーガニックというと、それを食べる人の健康のためだと考えます。

しかし、オーガニックにはもっと深い意味があります。

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こちらのプレゼン資料にもあるように、住む環境の健康(土、水、空気)であったり、そこに住む動植物の健康、

それから地球温暖化の防止など、食を通して環境問題の改善という大きな視野に立った意味があることがわかりました。

 

今までは、オーガニックの食材について、「1品だけオーガニックでも、全てがオーガニックでなければ意味がないのでは?」

「食事の全てをオーガニックにするには、ハードルが高すぎるのではない」

などと考えて、オーガニック商品にはあまり積極的でなかった部分がありました。

しかし、オーガニックの本当の意味を理解することで、一部でもオーガニックを採用する意味が理解できました。

 

例えば、レーズンパン。

国産小麦を使用して、レーズンはオーガニック。

これだけで、食べる人の安心安全も、環境への負荷も、選ぶ人にとってはとても付加価値の高いものになります。

 

日本は、オーガニック後進国です。

ヨーロッパやオーストラリアなどの先進国と比べると、周回遅れくらい遅れています。

そんな日本も、農林水産省が脱炭素の取り組みとして、2050年までに有機農業の面積を国内の農地の25%にするという
取組戦略を発表しました。(現在は農地の約0.5%)

我々も、オーガニックの本質を理解し、お客様へしっかりとお伝えしていこうと思います。

2021/04/15 15:14:28 | コメント(0)

若い人達にとって魅力のある業界にするために

静岡のキャトルエピス様で、新しい試みが始まりました。

その名も『ONE TEAM』

お店のスタッフ個人の方が作ったお菓子を、店内で販売しています。

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以下、キャトルエピス様のInstagramより引用

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キャトルエピスの仕事で大事にしているチーム力と個人力。

お客様の手に商品が渡るまでには、生地を作る、成形する、焼成する、飾る、包む、おすすめする、販売する、
いくつもの工程があり、スタッフ皆で協力して同じ目的を成し遂げます。

そのチーム力は小さな個人力の集まりでもあり、誰かが苦手なことは別の誰かがフォローして作りあげていきます。
今回挑戦するのはチーム力の中で養われた個人力の発揮。
自分が作りたいものを1から10まで責任を持って行います。

スパイス好き、チョコ好き、お酒好き…
このONE TEAMは、個性を思う存分に発揮するキャトルエピスの個人戦です!


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我々、お菓子屋業界が抱えている課題はいくつかありますが、
その一つが、「若い人たちにとって魅力ある業界にするにはどうしたらいいか」ということではないでしょうか。

ベネッセが毎年行っている小学生の女の子がなりたい職業、毎年1位はパティシエです。
ですが、大人になるにつれ選ばれない職業になりつつあります。

働き方改革が叫ばれてから、お菓子屋業界でも、長時間労働や休日が少ないことが見直されています。
人手不足なども重なり、生産性を向上させるために皆さん努力をされています。
そのかいあって、労働環境の改善は見らますが、その反面で浮かび上がってきている問題が『仕事のやりがい』です。

以前は技術を覚え、独立することが職人さんの一つのゴールでした。
今は、サラリーマン化といいますか、朝お店に出て、与えられた仕事をして、なるべく残業しないように帰る。
その代償として、『魅力のある菓子作り』や『技術の伝承』が置いてけぼりになっている印象があります。

そんな課題に対して、新たな試みをするオーナーシェフがいらっしゃいます。
今回例に挙げさせていただいたキャトルエピス様の『ONE TEAM』の取り組み。
また、スタッフがお店のブランド力を使ってBASECreemaなどのネット通販で販売することを推奨しているお店もあります。

 

技術を身につけ、魅力あるブランドを作り、自分で商売を始める。
ネット通販サイトやSNSのおかげで、以前よりもハードルはかなり下がっています。
Instagramを使えば、宣伝広告をすることもブランドを発信することも可能です。

昔よりも厳しくなった面もたくさんありますが、昔では考えられなかったこともできるようになりました。
そのプラス面をいかに生かして、新たな時代に立ち向かっていくのか。
お菓子屋さんの新たな取り組みに注目していこうと思います。

2021/03/26 14:21:09 | コメント(0)

健康経営優良法人2021に認定されました

今期の目標のひとつに、『健康経営優良法人2021』の認定を掲げていましたが、

この度、無事に認定していただくことができました!健康経営優良法人_株式会社平出章商店_page-0001.jpg

・従業員の健康診断実施率100%

・新型コロナウイルス感染症対策の徹底

・保険指導員による社内セミナーの実施

・ウォーキングイベントの実施など

こういった取り組みを評価していただきました。

 

健康経営に取り組む効果は、社員の幸せに直結することに加え、

長く健康に働いてくれること、生産性の向上などが安定した経営につながります。

 

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※経済産業省HPより

もちろん認定を受けるのがゴールではなく、これからはより社員の働きやすい職場づくり、健康意識を高める仕組みづくりを

続けていくことで、本当に目指す会社像に近づけていくことが必要です。

 

これから、70歳まで働いてもらわなければ社会が成り立たない世の中が近づいてきています。

そのためには、健康に働ける人と環境を整える企業の両方が必要になってきます。

残業や有休の取得など、まだまだ改善しなければならないことはありますが、将来のビジョンを持ち、

少しずつですが着実に理想に近づけていきます。

2021/03/09 09:36:03 | コメント(0)