今注目の「ベイク」が運営する3ブランドに行ってきました。
「ベイク」は北海道きのとやの創業者長沼会長の長男 長沼真太郎氏が社長を務める会社です。
2013年に設立された若い企業ですが、年商1億円からスタートし、2期目は10倍の10億、3期目は38億円(予定)と
わずか3年で急成長しています。
ベイクの特徴は、1ブランド1商品展開の「モノファクトリー」。
手間とフレッシュさを徹底的に突き詰めています。
現在は、チーズタルト専門店「ベイク」、「クロッカンシューザクザク」、焼き立てカスタードクリームアップルパイ専門店「RINGO」
の3ブランドを展開。
東京のいろいろな場所にそれぞれ点在していますが、池袋駅にその3ブランドが全てあるということで行ってきました。
まずは、チーズタルト専門店「ベイク」。
うわさ通り、行列になっています。
焼きあげられたものが、次々に並べられていきますが、どんどん売れていく。
ちなみに、個数制限があり一人12個までしか買えません。
結局20分くらい並んで買うことができました。
チーズタルトって面白い商品で、当然焼き立ては中がとろっとしてすごくおいしいのですが、
冷やして食べても、冷凍して食べても、また違ったおいしさが味わえます。
好きな人は、それぞれの食べ方で試したくなる。
私も結局3個たべました(笑)。
続いて、「クロッカンシューザクザク」です。
こちらは5分くらいで買うことができました。
これは、1つずつ買って目の前で食べている人が多いです。
客単価は、他のブランドよりも低いと思われます。
でもすぐに歩きながら食べられるって魅力的ですね。
文字通り、「ザクザク感」とあっさりしたカスタードクリームで、もう一つ食べたくなるような軽さでした。
最後は、焼き立てカスタードクリームアップルパイ専門店「RINGO」。
こちらも行列で、購入するまでに20分くらいかかりました。
待つ場所は完全に外なので、雨降りはつらいかも。
でも、店舗は完全ガラス張りで、焼き上がるところから売れていくところまで見てられるので、
わくわくしながら待つことができます。
焼き上がったものが、棚に並べられ、仕上げに何かを刷毛で塗ったら、すぐに箱詰めされて売れていく。
本当に、気持ちがいいくらい焼き上がったものが次々に売れていきます。
オペレーションの効率化や、店舗の初期投資を少なく抑えることで利益率を上げ、
確保した利益をより良い原材料にしたり、パッケージや空間づくりにこだわる。
そんなビジネスモデルで、急成長をしています。
今期末の店舗数は24。
来期は海外も含めて90店舗を予定。
6,7年後には1000店舗まで拡大させる計画とのこと。
1ブランド1商品のビジネスモデルが飽きやすい日本人に対してどう出るのか?
日本ブランドが海外でどこまで通用するのか?
今後の展開に注目していこうと思います。
(製菓製パン7月号、8月号を参考にさせていただきました)